最近、ハンドメイド小物の撮影をさせて頂いておりますが、コロナ自粛のため出張撮影に出向く事もままなくなってきた為、「初心者でもスマホで何とかなる、小物商品撮影」の方法を書いておきます。
私の知人様へ記事ではありますが、読んで下さる皆様のお役に立てれば幸いです。
この記事で分かること
- 小物撮影に必要な光を作る方法
- 自宅で小物を撮影するために購入するといい、100均商品
- その100均商品のセットの仕方
目次
小物撮影は、何より光の状態が命!
まずはminneをご参照・・・
小物撮影の方法は、ミンネにも詳しい指南が出ていて、分かりやすいので、ぜひそちらもご一読下さい。
で、残念な事に↑の指南、一番、肝心な「光の状態」に関しての記述が、ちょっと少なかったんですよ。
商品の水平をちゃんと取るとか、背景はごちゃごちゃさせすぎないとか、そういう部分はすごく参考になるんですが、
しかし、小物撮影は「光をどうコントロールするか」が、いっちばん重要です!!!
自然光を使うのは、鉄則中の鉄則。でも使い方にはコツが必要。
ただ窓際で撮っても、キレイにならない
ミンネの指南にも説明されている通り、光は蛍光灯などの人工光ではなく、窓から入る自然の光=お日様の光を使うのが、鉄則中の鉄則です。
私は今は撮影ボックスも使っていますが、それでも窓際の光には敵いません。太陽は偉大です。
ただ、自然光で撮れば何でもキレイに撮れる訳じゃなく、コツがあるんです。
今回はこちらの私の私物で実験。
これは窓際にただテーブルを置いて、何にも工夫しないで撮ったものです。なんという品のない・・・ぜ~んぜん、よろしくないですね。
まずはレースのカーテンを引く
上記の例がよろしくない感じに撮れてしまったのは、テーブルまんまっていうのもありますが、「光が強すぎる」んです。
そこで、レースのカーテンを引きます。
これだけで光が柔らかくなるんですが、ここでもう一工夫。
レースのカーテンをただ引いただけだと、このように光にムラが出来てしまうので・・・
洗濯ばさみで、撮影に使う範囲のカーテンだけ、ピンと張ります。
こんな感じ。赤で囲った辺りを使って、撮影します。
これだけでもかなり良く撮れるので、プロ仕様のレタッチソフトを持っている私としては、大抵、これで撮っちゃって、後はレタッチで仕上げるんですが、スマホしかない場合は、さらに100均小物で工夫できます。
100均商品だけで出来る、簡単撮影スタジオ
まずは100均で、これを揃えましょう
今回はセリアで揃えました。
キッチンペーパーフォルダー2つ。
ペーバーフォルダーにセットするための、つっぱり棒。
レフ版を立てかけておくための、まな板立て。
そして、大きい画用紙と、このタイプの洗濯ばさみ。画用紙は大きいほど使いやすいですよ。
それを、こうセットする
で、それらをこのようにセットします。
こういう感じ~。
ノリもハサミも使っていません!超簡単。
レフ板を動かすと、位置によって光の状態が変わるのが如実に分かると思うので、面白いですよ。ちょうどいい所で調整してみて下さいね。
では、これで実際に撮ってみます。
スマホで撮影してみる
あえてスマホ撮影。
撮ったまま、レタッチなし。
スマホでも可能な方法でレタッチ。ちょっと明るくして、シャドーを上げただけ。これだけで、最初のよろしくない感じと、全然、違いますね!
これでもキレイなんですが、私の好みとしては、まだ光がちょっぴり強かったので・・・
白いシーツでさらに遮光。白いと言っても、ガラものシーツですいません(汗)できれば織り柄もない、真っ白なのがベストです。白いゴミ袋などでもいいです。
この状態で、撮ったまま、レタッチなし。
明るさ上げ、シャドー上げ、シーツの色に影響されてしまったので、色味を適切にするため、ちょっぴり青側へレタッチ。きれいですね!
ついでに一眼レフで本気撮り
ま、わたくしはミラーレス使いですから、本気撮りの本気レタッチ。
こうして比べちゃうと、そりゃ~一眼レフで撮った方がきれいなんですが、光の状態を適切に調整するだけでスマホでもかなりいい感じに撮れるのは、お分かり頂けたかと思います。
まとめ・自宅で小物撮影に必要な光の状態を作り出すには?
- まずは窓際で、レースのカーテンを活用
- 光がそれでも強い場合は、白いシーツや白いゴミ袋でさらに遮光
- 100均商品でさらに工夫。レフ板も使ってね。
そして最後にもうひとつ、とっても重要なポイントを。それは・・・
- 午前中に撮る。
↑これ、すっごい大事です!午前中と午後の光はキレイさが違うんです。14:00過ぎちゃうと、もうダメです。

多少の曇りなら大丈夫なんですが、暗すぎる日は、やっぱり上手く撮れません。
では、今日もお読み頂いて、ありがとうございました。