昨今、人物撮影に必要な機材を、買い足しました。
アメブロ記事 ↓↓
https://ameblo.jp/masaephoto/entry-12621277681.html
そこで、「人を撮るのに必要な装備って、どんなんだろう?」って、また改めて考えてみたので、そのまとめです。
この記事で分かること
- どんな人物写真が上手く見えるのか?
- それに適したカメラ
- 必要な機材
目次
どんな人物写真が、上手く見えるか?
まず、上手く見える人物写真って、どういうのかというと・・・
- 人物の瞳にピントがバッチリ合っている。斜め向きなどで、左右の目の遠近感が違う場合は、近い方の目に合っていること。
- 適切な光で撮られたもの = 特に肌の色がキレイに出ていること。
- 上手な構図
と、この三点がちゃんと出来ている写真になります。
このうち最後の「上手な構図」に関しては、カメラマンの腕です。どうしたって、それしかないです。
「上手な構図って、どういうのか?」というのは今回は割愛しますが、それ以外の2つは、いいカメラや、適切な装備で補える部分になります。
人物の目に自動でバッチリピントを持ってくる、「瞳AF」機能
ちょっと前までは、
- 人物の瞳にピントがバッチリ合っている。斜め向きなどで、左右の目の遠近感が違う場合は、近い方の目に合っていること。
という部分も、カメラマンの腕だったんですよ。
ところがこの数年で、急激にこの部分でのカメラの性能が上がりました!
今はオートフォーカスで、自動で人物の瞳をカメラが追随してくれる機種がどんどん出てきています。それが「瞳AF」機能。
2020年9月現在、「最高峰の瞳AF」は、CanonEOS R5&R6
ここはメーカー各社しのぎを削っている部分なので、1年後の情勢はもう分からないながら、2020年9月現在、業界最高峰の瞳AFは、CanonのEOS R5とR6です。
このうちR5はもう「本当のプロ機」なので、お値段的に趣味の女子に手が出せるものじゃないので、R5の下位機になるR6がこちら。
人はもちろん、動物や、SONYでは非対応だった鳥類まで合うそうで、瞳だけじゃなく、通常の「動体追随機能」も素晴らしい機敏さになっています。
が・・・高い・・・お値段が高いよね・・・(TT)R5程じゃないとはいえ、充分、高い。
そこで、まだ一般人が買える範囲内としては、私の使っているSONY α6400。
センサーサイズがワンランク落ちますが、人を撮るには充分な瞳AFを持っています。
実際にもう、今は瞳AFにおんぶにだっこ状態。人を撮るのにこの機能をOFFにして撮るのは、考えられない!そして、この機能が非力なカメラに戻るのも考えられない!

瞳AFがついているカメラなら、どんなカメラでもいい訳ではない
瞳AFは、本当にこの1年くらいで急激にレベルアップしてきた機能なので、それ以前のカメラでは「付いてていても、イマイチ、使えない精度」だったりします。
SONYの場合
SONYでは、2019年2月以降に発売になった機種と、ファームアップで対応した、α7Ⅲ、α9が、実際に「実際に使える、瞳AF」搭載機です。
2020年9月現在なら、α7Ⅲ、α7SⅢ、α7RⅣ、α9、α6100、α6400、α6600、そして近日中に発表と噂される、α7C(仮称)です。
Canonの場合
Canonでは、2020年7月、8月と、立て続けに発売された、EOS R5とR6が、上記したように、ホントーーーにすごいです!
で。
Canonって、製品をきちんとランク分けする会社なので、今から出る機種の全部に、「すごい瞳AF」が付くかどうかは、ナゾ。Canon機をご希望の方は、そこはご注意下さいね。
Nikonの場合
ごめんなさい、Nikonの事は詳しくないんですけど、Z50なら、瞳AFが、かなり良いのは知っています。
もし、非力な瞳AFのカメラしかなかったら・・・
ええと、私が「機械に弱い」シロウトさんにお勧めしている「ママカメラ」、Canon kiss シリーズは、大体、瞳AFは中途半端なので・・・
それは「世のママは、そこまで気にしない」ということなのか?と私は思っています(笑)
ええ、気にしなければいいんです。そもそも「瞳にバッチリピント」なんて、SNSにアップするくらいなら、一見、分かりません。
でも、その細かい部分が、写真の繊細さとか「何となく感じる、質」に関わってはくるので、ちゃんと合わせたい場合は、「フォーカスロックを使って、連射」です。
参照
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SONY α6000作例レビュー・動物を撮る in 動物園&水族館
sony α6000での作例シリーズ。動物園&水族館で撮った写真を集めました。 野生に比べたら飼育されている動物の撮影は難しくはなく、動いている人物を撮るのと同等の難易度になります。それでもホントはフ ...
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「適切な光」をアシスタントなしで実現するには?
光を補充するための機材
被写体を適切な光で撮る(専門用語で言えば「適正露出で撮る」)ことは、人物を撮る上ではとても大事です。
風景写真なら「わざと暗めに撮って、後でレタッチで明くする」はアリなんですが、人物でそれをやってしまうと、肌の色が汚くなったりします。
しかし毎度毎度、バッチリの光の状態で撮影できる訳ではありません。むしろそうじゃない場合の方が多いです。
やや暗い所で撮る場合・・・
ls deco 透過レフ板 タイプ レフ部分のみ 折りたたみ 23037
もしアシスタントさんがいれば、こういう大きなレフ板でも持ってもらえれば、それだけで相当、カバー出来るんですが、私は一人で撮影しているのでそれも出来ません。
そこで、光を補充するために使うのが、外付けストロボです。
私が持っている、中華製安物ストロボ。安くてもかなりいいです!使えます。
ただ、人物撮影の場合、私は1/250秒以上のシャッタースピードにしているので、「半分、暗くなる」現象が起きてしまいますので、ご注意を。
ちなみに、手ブレ補正機能は、必要か?
話がややこしくなるので、最後に持ってきましたが、
ちなみに、人を撮るには、カメラに本体内手ブレ補正機能はあった方がいいのか?という話。
私の結論は「スナップ撮りだったら、なくても大丈夫」です。
なぜなら、モデルさんでもなく、じっと待っていてくれる訳じゃない普通の人を、普通のシーンで撮るには、シャッタースピードは1/250秒以上・・・というのが、私の導き出した結論だからです。
これは被写体ブレを防ぐためですが、同時に手ブレもしなくなります。
なので、結果的にカメラに手ブレ補正が付いていても、用ナシになります。
でも「人だけじゃなく、風景とかも撮りたい」という場合は、それは手ブレ補整はあったら便利ですよ~。
あったら便利・・・程度ね、案外(笑)