2019年2月22日、sony αの6000台シリーズに、新しくα6400が発売されました。
αシリーズの中では現在最上位機である、α9から譲り受けた「瞳AF」と「リアルタイムトラッキング」が本当にすごいんですが(もう私の感想としては「見た事ないレベル」)、本当に惜しむらくは、ボディ本体内に手ぶれ補正が付いていないという事。
私が今、使っているα6000でも付いていないんですが・・・というか、現状、α6000台シリーズでそれが付いているのはα6500だけ(※その後、α6600にも付きました)なので、それ以外のα6000台ユーザーは、皆、この事には困っていると思うんですが・・・
もちろん三脚を使えば手ブレないんですが、手持ちの場合は、細かい技よりピークデザインのハンドストラップです!
ポイント
2020/10/2追記
現在は、私はハンドストラップを使っていません。では、どうやって手ぶれを防止しているのかは、こちらの記事をどうぞ。
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カメラの手ぶれ防止は、カメラの構え方とシャッタースピード
以前、こちらの記事で「手ぶれ防止には、ハンドストラップ」と言う事を書いていました。 以来、このブログではクラッチタイプのハンドストラップはお勧めしてきましたが、気がつけば、自分ではめっきり使わなくなり ...
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目次
撮影技よりまずオススメ!ピークデザインのハンドストラップ
α7iiで、手ぶれ補正を切っていてもブレてなかった
αシリーズでプログラムオートにすると、大抵、シャッタースピードは「1/レンズの焦点距離より、ちょっぴりだけ多い数字」に設定されます。
その「1/レンズの焦点距離」秒が、そこまでなら手ブレないと言われるシャッタースピードだからです。(ちなみにフルサイズ換算での焦点距離なので、私のAPS-C機に30mmレンズ→フルサイズ換算45mmを付ければ、プログラムオートの初期値は1/50 or 1/60である場合が多いです)
でも私の手だと、それでも手ブレちゃう事が多い。
女子にしては手も大きいし、握力もある方なんですけど、やっぱり男性とはそのへんは違うみたいです。
ところが。
先日、マリンパークへ行った際に、夫のα7iiを借りてみましたら・・・忘れて手ブレ補正は切ったままだったのに、まったく手ブレていなかったのに、本当に驚いたんです!

sonyα7ii SIGMA56mmF1.4(APS-C用)F2.0 SS1/80 ISO800
これでございます。
APS-C56mm→フルサイズ換算84mmなので、シャッタースピード1/80っていうのは、安全値を切っている・・・のに!まったく手ブレていないのにびっくり。
これだけじゃなく、この日、このカメラで撮った写真は、どれも手ブレらしい手ブレがなかったんです。
その秘密は細かい技の問題ではなく、我が家のα7iiにはピークデザインのハンドストラップが付いていたから。
ピークデザインのハンドストラップ
コレです。
既に夫が使わなくなっていたので譲ってもらい、私のα6000に装着。
こういう風に手を通してカメラを持ちまして・・・
シャッター押す際も、しっかりカメラがホールド出来ています。
実際、マリンパークで使った際に「何か、安定するな~」と思っていたんですが、撮ってきた写真を見たら手ブレていない。
たったこれだけで手ブレないなら、絶対に買いです!ハンドストラップは色んなメーカーから出ていますが、ピークデザインのものは特に評判がいいです。
※同じくピークデザインの別売りパーツを使うと、ネックストラップと同時に使う事もできます。
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カメラストラップの取り外しに、ピークデザインのアンカーリンクス
なんらかの理由で、カメラのネックストラップを「しょっちゅう、付け替えたい、脱着したい」っていう事、ないですか? 女子の皆様なら「かわいいストラップを何種類か、シーンに合わせて付け替えて使いたい」とか、 ...
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さらにホールド感アップ。純正ボディケース
αシリーズはフルサイズ機種でも他メーカーに比べると小型軽量です。ゆえに、右手でグリップを持って握ると「小指が余ってしまう」んです。(この小指あまり問題(笑)は、αユーザーの間では有名)
たかが小指、されど小指。この小さな指がうまくひっかからないだけでも、ホールド感はやや落ちてしまうので、しっかりカメラを握りたい上級ユーザーさんは、皆さん、色々、対策されているんですが、女子の皆様にお勧めしたいのは、sony純正のボディケースです。
ブラックとブラウンと選べます。なお、このボディケースはα6000、α6300、α6400と共通です。
これひとつあるだけで小指が引っかかるようになるので、ちょっと持ちやすくなります。
純正ケースはそんなにお洒落じゃないけど、純正だけあって、モニターを動かしたり、バッテリーの出し入れなどなどを妨げないようになっています。そして、その他の小指あまり問題を解消するパーツに比べれば、お洒落度合いはマシ。
下で紹介しているL型ブランケットなどでも小指がひっかかるようになるんですが、もうゴッツイので、女性が持つには見た目も重量もちょっと・・・なんですよ。
カメラを水平に床に置きたい場合には、別途、プレートを用意
ハンドストラップをカメラに装着する際に、セットに入ってくるピークデザイン制のこの金具を使ってしまうと、カメラを床やテーブルに水平に置けなくなってしまうのが少し不便です。(この金具ごと、三脚に取り付けは出来ますよ!)
夫はα7iiiでは、このゴッツイL型プレートを使っていました。L型プレートは縦にも横にも三脚に装着出来るので、三脚をよく使う方だと便利です。そしてカメラを机に置いても水平になります。
ただ、重たいので・・・
私は今は、このレオフォトのプレートを使っています。型番はNP-50。前の穴にピークデザイン独特の部品をくくりつけられます。レオフォトのこの手のプレートはいくつか商品のバリエーションがありまして、穴がないタイプのもあるので、購入時にはご注意下さい。
これを使うと、カメラを水平に机に置くことが出来ます。
・・・今はアマゾンに出てなかったな~。きっとまた出ると思うので、リンクは載せておきますね。

要はしっかりカメラをホールドするのが、手ブレ防止!
です!
以上。・・・ですが、それと同時に大事なシャッタースピードについても、下記に記しますね。
シャッタースピードを短くすれば、手ぶれないけれど・・・
シャッタースピードと絞り
上記では撮影技より何より、「まずはしっかりカメラをホールドする」という事を書きましたが、撮影技としては、シャッタースピードが短くなれば、手ぶれの可能性はどんどん少なくなります。
先にも書きましたが、「1/レンズの焦点距離(焦点距離はフルサイズ換算)」までが、手ぶれしないと言われるシャッタースピード。
しかし、シャッタースピードが短くなる、という事は、同じ明るさで撮影しようと思ったら、絞りは開いていく・・・ということで

F1.6 SS1/1250 ISO6400
暗い室内とかだと、こんな風に被写界深度が浅~くなります(ネコちゃんの顔にしか焦点が合わない)

sonyα6000 SIGMA30mmF1.4(APS-C用) F14 SS1/125 ISO12800
でも近景も遠景もボケて欲しくない場合もありますよね。
その場合にはもうマニュアルモードにして、絞りも絞り、シャッタースピードも短くするしかありません。その代わり暗所で撮った場合のISOは上がりますが、こういう背景は真っ暗でいい写真なら明るくレタッチする必要もないので、荒れも気にはならないです。
高ISOの荒れをごまかしたかったら、レタッチソフトの「ノイズ軽減」を使う
絞りも絞り、シャッタースピードも短く、でも暗所で撮っても明るくレタッチしたかったら?
その場合は、レタッチソフトの「ノイズ軽減」というのを使うといいです。
どうでしょう?ノイズ軽減ありの方が、なめらかなの、分かりますか?
これで「ノイズ軽減値 65」です。この時はISO10000だったので、65にしましたが、6400までならせいぜい、30で済みます。
こうやってネット上に縮小してアップするくらいなら、これでごまかし効きます。
※ノイズ軽減が出来るソフト、Lightroom(注/他のソフトでも出来るのはたくさんあると思います)
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最強の写真加工ソフトLight room・ 一眼レフより買い!
最近、インスタの写真を加工しなおして入れ替えたりしているんですが・・・ 私のインスタグラム と言うのも、最近、購入した写真処理ソフト「Light room」がすご過ぎたんです。過去の失敗写真もピシッと ...
カメラ本体の手ぶれ補正機能に、必要以上に頼らない
手ぶれ補正のついているカメラはもちろん便利だと思うんですが、本体をがっちりホールドできる男性でも、「限界は1秒」と聞きます。
手ぶれの問題が解消できたとしても、被写体側が動いてしまう「被写体ぶれ」は、シャッタースピードを短くすることでしか対処が出来ないので、シャッタースピード、絞り、ISOの関係は、体感的に理解出来ている方が、色んな撮影場面に対応出来てきます。
私はたまたま、手ブレ補正のないα6000を使ったために、その体感を少し得る事が出来ました。
また、手ぶれ補正機能をONにしっぱなしだと、三脚を使った場合に逆にブレを誘発するので、不便な場合もあります。なので、普段から必要以上の手ぶれ補正機能に頼らない撮影が出来るといいかも知れません。
ここまで読んで下さって、ありがとうございました。